国際シンポジウム
日本語教育における多読・速読の理論と実践
ー多読と速読で読みの流暢さを伸ばそう!ー

日本語教育において、多読の認知度が徐々に高まっており、より多くの多読本が公開され、その教育実践が共有されています。しかし、多読の定義が様々であるため、教育実践者同士の共通理解が得られないという声を耳にします。
 本シンポジウムでは、多読の効果の一つである読みの流暢さの育成に焦点を当て、改めて多読を考えると同時に、日本語教育ではあまり実践されていない速読についてもご紹介します。 読みの流暢さと多読・速読の理論的背景を確認したうえで、多読・速読教材の開発プロセスと様々な国における教育実践について考えていきます。

13:00 開会(開会挨拶:渡部倫子)

1.読みの流暢さとは

13:10~13:35 「流暢さを高めるためにはどうすればいいか」
    Mitsue Tabata-Sandom
    (ニュージーランド・マッセー大学)
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13:35~14:00 「多読・速読のための語彙力測定の構想」
    松下達彦(東京大学)
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14:00~14:10 〜ディスカッション〜
モデレーター:
   渡部倫子(広島大学)、坂野永理(岡山大学)
14:10~14:15 休憩(5分)

2.流暢さを高めるための教材開発

14:15~14:35 「多読教材の開発」 坂野永理(岡山大学)
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14:35~14:55 「速読教材の開発」 渡部倫子(広島大学)
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14:55~15:05 〜ディスカッション〜
モデレーター:
   坂井美恵子(大分大学)、池田庸子(茨城大学)
15:05~15:10 休憩(5分)

3.日本語多読・速読の実践

15:10~15:20 「多読支援のための授業活動と創作プロジェクト」
    池田庸子(茨城大学)
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15:20~15:30 「多読授業の学生が楽しく読み続けられるようにー教師の工夫ー」
     岩見晴子(米国・ペンシルバニア州立大学)
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15:30~15:40 「コロナ禍での多読の模索ー大学図書館閉鎖の中でー」
    田村直子(ドイツ・ボン大学)
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15:40~15:50 「やってみよう!速読体験」
    Mitsue Tabata-Sandom
    (ニュージーランド・マッセー大学)
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15:50~16:20 〜ディスカッション〜
モデレーター:
   坂井美恵子(大分大学)、坂野永理(岡山大学)

16:20 閉会(閉会挨拶:池田庸子)
16:20~16:30 休憩(10分)
16:30~17:00 交流会(希望者のみ)